三十三間堂(蓮華王院)

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柱間33間の本堂に並ぶ 1001体の千手観音像は圧巻

三十三間堂(蓮華王院)とは

正式名称は「蓮華王院れんげおういん」。本堂の母屋正面の柱間の数が33あることから、通称「三十三間堂さんじゅうさんげんどう」と呼ばれている。この数字は、観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数を表している。

三十三間堂

三十三間堂

長寛2年(1164)に後白河上皇の勅願によって平清盛が創建したのが始まり。創建時の建物は建長元年(1249)に焼失し、現存する建物は文永3年(1266)に再建されたもの。

豊臣秀吉が方広寺を創建した天正14年(1586)には、方広寺の山内寺院となったが、豊臣家滅亡後は方広寺とともに妙法院の管理下に置かれた。天台宗妙法院の院外塔頭。

堂内は撮影禁止のため、パンフレットより

堂内は撮影禁止のため、パンフレットより

本堂に入ると目に飛び込んでくるのは、千手観音立像。湛慶ら約70人の仏師が造ったといわれ、一体一体表情や仕草が微妙に違って見える。

本堂中央には本尊の千手観音坐像、観音二十八部衆像、風神雷神像も並ぶ。本堂は約120メートルあり、日本一長い木造建築物となっている。

日本一長い木造建築物

日本一長い木造建築物

この長大な堂を利用して、毎年1月には若い男女による「大的大会おおまとたいかい」が行われる。天正年間(1573〜92)に始まったとされる「三十三間堂通し矢」にちなんだもので、京都の冬の風物詩としてかかせないものとなっている。

南大門

南大門

豊臣家ゆかりの建造物も残っている。太閤塀(築地塀)は秀吉による寄進で、南大門は慶長5年(1600)に秀頼により建立されたもの。

京都タワーから見た三十三間堂(中央)

京都タワーから見た三十三間堂(中央)

JR京都駅前にある京都タワーの展望台からもすぐに分かる。

三十三間堂データ

拝観料

拝観料:一般600円

拝観時間

拝観時間:8時00分~17時00分(11月16日から3月までは9時00分~16時00分)
年中無休、受付終了は30分前

公式サイト

http://sanjusangendo.jp/

アクセス

京阪電車「七条駅」より徒歩約7分

市バス「博物館三十三間堂前」バス停下車すぐ

駐車場:あり(50台)

住所:京都府京都市東山区三十三間堂廻町657(GoogleマップAppleマップ

参考文献

  • 公式サイト
  • パンフレット
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